冷却型高感度中赤外線カメラMIR Camera

【カメラ型番変更のお知らせ】

このたび、弊社赤外線カメラの型番を変更させていただく事になりました。

詳細につきましては、ラインナップ型番 変更一覧 [PDF] をご確認下さいますよう、お願い申し上げます。

HMIR640PL

冷却型InSbセンサを搭載した高感度中赤外線エリアカメラです。

従来機に比べて、フレームレートが最大240fpsと高速になり、さらにサイズがコンパクトになりました。

写真「HMIR640PL」

特徴

  • 有効画素数:640×512ピクセル
  • 素子ピッチ:15μm
  • 感度波長域:1.5~5.4μm
  • 最大フレームレート:240fps

用途

  • 樹脂材料識別
  • ガス検知
  • 高精度温度計測

撮像画像

画像「ガス検知」
ガス検知
画像「高速FPSでの水滴撮影」
高速FPSでの水滴撮影

仕様

項目 仕様
センサ InSbアレイセンサ(量子型 コールドシールド:F/4またはF/2.24)
エリア有効画素数 640×512ピクセル
ピクセルピッチ 15μm/pixel(受光面サイズ:9.6mm×7.68mm)
感度波長 1.5~5.4μm
最大フレームレート 240fps
AD分解能 13bit
センサNETD 20mK以下
冷却システム スターリングクーラー(K508N MTTF>17000時間 ※1
画像出力インタフェース SDI、または Gig E Vision 出力(Gigabit Ethernet)、CameraLink
制御用インタフェース シリアル通信、または Pleora社ebusSDK経由の仮想シリアルコマンド制御
電源 電圧:DC 24V
使用温度 -30~+55℃(結露なきこと)
保存温度 -30~+50℃(結露なきこと)
寸法 W71mm × H90mm × D281mm(レンズ含む)

※1MTTFは平均故障時間であり、動作寿命を保証するものではありません。弊社では定期的にクーラーの交換を推奨しております。

カメラ外観図

カメラ外観図(正面)

カメラ外観図(側面)

冷却型カメラとナルシサスについて

ナルシサスとは、測定対象物に、素子自身が反射して映ってしまう(輪っか)現象をいいます。

冷却型カメラは、低NETDのクリアな画像が取得可能で、Zoomレンズとの組み合わせによる夜間遠方監視に最適です。
しかし、冷却された検知器自身が、レンズ面の反射によって低温目標として観測されます
Zoomレンズとの組み合わせによりナルシサスによる輪っかがより顕著に現れます。

センサとレンズを取り付けただけでは、カメラ化することが難しいのです。
弊社では独自のキャリブレーション技術によって、 Zoomレンズと組み合わせる事により発生するナルシサスを最小限に抑えています。

画像「ナルシサス発生映像」ナルシサス発生映像

画像「ナルシサス修正後」ナルシサス修正後

YouTube動画「ナルシサスについて」

上記の動画は、YouTube のページでもご覧いただけます。

YouTube【赤外線カメラ「ナルシサス」について】

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